今月の26・27日、三重県賢島にて伊勢志摩サミット(主要国首脳会議・G7)が開催されます。
 議長は開催国・日本の安倍首相です。前回の洞爺湖以来8年ぶりに日本で開催されるサミット、せっかくなのでここで予習しておきましょう。

 さて、G7とは日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・カナダによる7か国グループを指し、2014年にロシアがクリミア編入を契機に参加資格停止となるまではG8と呼ばれていました。サミットとは頂上を意味し、首脳を山頂に例えたもので、開催は1年に1度、各国が順番に担当しています。
 第1回サミットは1975年フランスで開かれました。そのきっかけは1973年石油供給が不安定になり世界経済が大混乱したオイルショックです。その際フランスが各国首脳に声をかけて経済対策を話し合ったのですが、これが毎年恒例で開催されるようになったのが現在のG7です。
 今回のサミットは三重県賢島での開催ですが、最近はテロ対策の警備に適した場所が選ばれており、島に入るための交通手段が限られる賢島は最適といえます。一方、期間中は住民にIDカードが配布され、島に入るためにはIDが必要となります。
 また、海外首脳は中部空港から賢島まで自衛隊の用意するヘリコプターで移動の予定ですが、悪天候の場合、日本側が車を用意して移動することとなるため道路整備が行われたほか、警備のため、どこを通行するか悟られないよう複数の道路を整備、その費用には約60億円を要したとのこと。
 なお、移動時間を考慮すると会議時間は実質1日ですが、山頂であるサミットにちなんで「登山を支援する人」という意味のシェルパが事前準備をしており、当日の会議内容は決まっていることがほとんどです。
 つまり、G7は首脳たちが腹を割って話したり親睦を深めることが目的の会議であり、それは、サミット後の会見で「各国広報は自国の首脳の発言しか発表しない」というルールが存在していることからも明らかです。

 番組内では池上さんが写真撮影の際の並び方を予想。中央に開催国首脳、その両隣に大統領から首相、在任期間で左側・内側に立つというルールがあるとのこと。
 つまり、左から欧州理事・レンツィ首相(伊)・メルケル首相(独)・オバマ大統領(米)・安倍首相(日)・オランド大統領(仏)・キャメロン首相(英)・トルドー首相(加)・欧州委員、となる予想です。

 さて、皆さまは昨年ドイツのエルマウで開催されたサミットを覚えていらっしゃるでしょうか。
ミュンヘン市内には各国首脳の顔がプリントされたバルーンが舞っており、とても印象的でした。
 今回サミットではそのような演出がなされることは無いでしょうが、注目するべきはやはり同日27日のオバマ大統領の広島訪問ではないでしょうか。受け取り方は人それぞれですが、日本人にとって意味ある日・印象的な日となるのは間違いありません。

 伊勢志摩サミットまであと10日、各国首脳が日本に集うことも滅多にないので、その印象的な日を逃さぬようニュースにかじりついてみてはいかがでしょうか。