久々のレポです。時期が遅れた感もありますが、そこはお見逃しください。
朝10時からの開催にもかかわらず会場は満席どころか立ち見が出る状態でした。うっかり時間を間違えてしまったウォッチャーは、入り口を塞ぐ立ち見の人々を目の当たりにして、その盛況ぶりに驚かされたのでした。他記事によると安倍首相に触れた件があったようなのですが、そこは残念ながら聞けず、あくまでもウォッチャーが目にした池上さんのありのままのレポにお付き合い願います。

さて、朝10時台ということで、池上さんの寝起き感というか、日曜の朝感がとても素敵でした。
テレビや講演ではいつもきりりとした印象なのですが、日曜の朝からのイベントというのは珍しいのではないでしょうか。
また、NHK繋がりだからなのでしょうか、草野満代氏との掛け合いも抜群で、ひとつのネタでも池上さんの知識量が半端なく、話題が尽きないため、草野さんが「時間が、時間が…」と、しきりに残り時間を気にされていたのですが、「今日は僕はゲストなので時間は考えなくていいもんね、草野さんダメじゃん、しっかり時間配分考えないと(笑」と、からかう感じがまたいつもの池上さんで。
ところどころ池上ブラックジョークもありましたが、スパイスっぽく効かせてありこれまた一興。

なお、トークショーの内容で心に残ったものとしては、池上さんの最近注目の話題として『LGBT』を挙げてあり、その守備範囲の広さに驚かされました。
池上さんが、「CNNキャスターのアンダーソンクーパーが、すごくイケメンなんだけどゲイでねぇ」と観客のミーハー心をつかむネタを盛り込むと、草野さんが「多様性を意識付けできるように既に冊子が作ってあり、小中学校の保健室に何気なく置いてあります」と結ばれていたのが印象的でした。草野さんは文科省のオブザーバーになられていたとのことです。

また、来年のアメリカ大統領選の楽しみ方を紹介。
見どころは『女性に対する男の嫉妬』と『ブランディング』。つまり、女性初の米大統領となる民主党ヒラリー・クリントンへの横槍がどのようになされるかと、ブッシュ家の最高傑作と言われる共和党ジェブ・ブッシュ、いずれはこの二人の争いになると予想されますが、クリントンブランドとブッシュブランドがどのようにプロモートされていくかと、その成り行きを見届けると面白いよ。とのことでした。

さらに池上さんご自身は新聞を読む際、あえて小さな記事に目を向けるようにしているとのこと。そのストックがやがてひとつに繋がる日がやってくる、それが揺るぎない教養となる、そのためには自分の中に起こる引っかかりや違和感を大事にするといい、と仰っていました。

久々の生池上さんでしたが、いつもどおりの自然体で、気負いを感じさせることのないマルチプレイヤーっぷりに、あらためて池上さんの凄さを実感したトークショーでありました。