今日は2月11日建国記念の日、初代天皇である神武天皇が即位した日とされています。お休みの方も多いのではないでしょうか。今回の特番はその日本について意外と知らないことを解説するという、日本が建国されたとする今日にぴったりの内容でした。
また、今回は日本について振り返るとともに自称イスラム国による人質事件を受けてイスラム社会についての解説もなされました。

番組後半での自称イスラム国についての解説を聞きながら、日本の恩恵と寛容に改めて感じ入りました。島国であることの恩恵・尊いことを敬うことについての寛容、例えば神道と仏教が共存できること等は日本人が根底に持つ八百万の神思想からきているのかもしれないと思いました。

さて、その八百万の神思想である日本の神道のトップとされるのは天皇陛下です。
神話である『日本書紀』によると、伊弉諾尊と伊弉冉尊が矛で海を掻き混ぜて日本列島を作り、山や海など自然を守る多くの神様を産みました。そして、神々をまとめる一番偉い神様を産もうと天照大神を産み、天は天照が治めること、地上はその孫が治めることとなり、その子孫が橿原に移り住み天皇に即位しました。それが初代天皇の神武天皇と言われています。

そして千年の時を経て現在の天皇まで受け継がれています。
今上天皇ももちろん、総理大臣の任命や海外の要人へのおもてなしや被災地などを訪れることと同時に、『祈ること』つまり、国家と国民の安寧と繁栄を祈るため宮中祭祀を行っていらっしゃいます。

このように日本の歴史を見ていくと、海外の宗教対立との違いが見て取れるような気がします。
今回の自称イスラム国の発生はイスラム社会でも異端なものではありますが、そこには、ユダヤ教・キリスト教などとの対立があり、領土紛争と相俟って過激になっていったという背景があります。
日本内部でもオウム真理教などの異端が発生したこともありますが、平時は極めて穏やかに異文化を取り込み、神道も仏教もキリスト教をも受け容れてしまうという現在のこの国民性は、島国であるからこその恩恵だと思うのです。

現在世論は、海外の紛争や周辺国の脅威により、日本という国の形を変える方向に動いているような気がします。残念ながら時が流れることによって環境も変わっていくことは普遍であり、それに合わせた選択をしていかなければ、時代に添うことができなくなります。

日本の形を変える可能性を考えることもそうですが、世界の国々に対しても、今回の特番で取り上げられた、ともすると胡散臭く・血生臭くなりがちな宗教や紛争というテーマに、日本という国が持つ寛容さと柔軟性がひとつのヒントになればいいのになぁと思いを馳せた国民の休日でありました。