『政治家って自分に投票してくれる人のための仕事をする
 若い人が選挙に行ってこそ政治家達も若い人のことを大事にするようになる
 だからこそ若い人も選挙に行った方がいいのではないかな』

覚えていらっしゃるでしょうか、2年前の今ごろ。
解散総選挙が行われ、民主党から自民党政権となって早や2年。
今回の選挙、自民党は表向き『消費税10%延期の是非を問う』としています。
さて、現在消費税が8%になっているのは前政権下で民主・自民・公明による3党合意がなされたからですが、その3党合意・いわゆる『社会保障と税の一体改革』は国民の意思に添ったものではなかった、少なくとも当時の政権与党が選挙で勝利した際の政権公約ではありませんでした。

今回の池上彰解説塾3時間スペシャルでは、後半が今週末の衆議院総選挙についての解説となっており、選挙の仕組みを知れば選挙に関心を持ってもらえるとのコンセプトで『選挙のフシギ』を取り上げていました。

印象的だったのは出馬オファーがあったことを池上さんがさらりと認めたこと。
そして『選挙に立候補することはあり得ない』『選挙を取材する立場だと思っている』と、きっぱりと出馬を否定したこと。

今回の選挙は前回までの選挙と異なるところがあります。
芸能人や著名人等いわゆる有名人がほぼ立候補していないのです。サプライズが無い。
あり得ない話ですが、もし池上さんがオファーを受けていたら風が吹いていたかもしれません。でも今回はそのような風が見当たらない。云わば無風選挙です。
熱狂が演出されていない今回の選挙は、見方を変えれば自分の頭で冷静に考えた投票ができる良い機会だとも言えます。

冒頭で触れましたが、政権公約いわゆるマニフェストにあまり期待を持てなくなった近年政治で、私たちの選択が自己責任であることを痛感していても、それでも私たちができることは『意思表示をする=投票に行く』ことしかありません。
今週末の選挙、天気予報は生憎の空模様のようですが、珍しく風の吹いていない選挙で何に煽られることなく、自分の頭で考えたあなたの意思を表示するべく投票所に足を運んでみませんか?

※イケマメ(選挙のフシギvr.)
1、過去50年17回の衆議院選挙のうち6回が年末に行われている
政界カレンダーでは1〜3月は予算案の審議のため選挙をしないという常識があり、8〜9月は暑く、有権者が帰省している可能性があるため、夏時期の選挙を避けることを考えると、予算審議に入る前の冬に選挙を行うことが都合がいいとされている
2、4年の任期満了による総選挙は戦後1回のみ。平均すると2.9年に1度選挙をしている
戦後衆議院議員の任期を満了したのは三木内閣のみ。その他は途中で解散している。解散または内閣不信任決議により平均すると2.9年に一回選挙をしていることになる。池上解説によると『国民世論は移り変わりやすいため、短期間の選挙で世論を確認できる』という側面もあるとのこと。
3、小選挙区比例代表並立制は小さな政党の声も国会に届けるべく採用されている
小選挙区制ではいわゆる『死に票』の合計が当選者の得票数を上回ることがあり、大政党に有利となってしまうため、少数政党の当選可能性を上げるべく比例代表を導入している。